『茨の冠』 七月十日

その冠は罪科への苦痛と屈辱――。
流れる血は罪科への断罪と浄化。
一思いに死ねたら楽だろうと、何度も思った。
だが、傅く狗はそれを許さない。

「ねぇ、中尉。………愉しいかい?」

もう何の罪だったのか覚えていない。
死刑であった事は確かだが。
既にここが何処なのかという疑問もどうでもいい。

ただ、この男が堕ちた王を救うのに何の価値があったという?

「貴方の罪の味が知りたかったのです」
「………そう、満足かい?」
「えぇ、貴方の血は…、私の心に甘い疼きを与えてくれますよ」

彼は悪魔の様な微笑みを浮かべていた。
茨の冠が真っ赤に染まる頃、全ての罪を流してしまうだろうか?

初参加でガル大、失礼します!
いきなり殺伐としてすみません(汗)でも気が付いたら小人さんが勝手に…。
鬼畜と言えば拷問!拷問と言えば茨の冠!茨の冠と言えば…流・血・DA!(待て
・ずたぼろになったマントが…マントが!!流血っていいですよね!!罪の味…超ハァハァなんですが!!
イっちゃってる兄と諦観してる大佐をご馳走様でしたぁあ!!
・やはり『鬼畜』同盟のお祭りには流血が似合いますわ!素敵なガル大をありがとうございます!

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