羨望に黒く光るその瞳に、思わず釘付けになった。
こういうのを、まさに一目惚れ、というのだろうな。
「ガルル兄ちゃん、軍ってどんなところなの?どんな訓練するの?」
と、君は私を、本当の兄のように慕ってきた。
それが私にもとても嬉しかった。
「軍は、たくさんの人たちが働いている。そして、あちこちの星を侵略しているんだ。
侵略といっても、いろんな星があるから、それに耐えうる戦闘力をつけるために
過酷な訓練をしているのだよ。銃撃などの訓練の他にも、”眠らない訓練”とかだな・・・」
「え?眠らない訓練???どうして、眠らないの?」
「それはだな・・・」
私が答えると、さらに目を輝かせて次々と質問をして、
「ガルル兄ちゃん、すげーや!!!」
と、感嘆していたな・・・。
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「そんな昔話はいいであります。」
「どうした。今日はやけに冷たいじゃないか。」
「我輩、もうこんな関係は・・・痛っっっっ!」
ベッドの上で、両手を縛られて、さらに両足は大きく広げられて、
それぞれベッドの端に鎖でつながれた緑色の体。
そのいたるところに、鞭で打たれたアザ。
「私は、あのときと変わらず、君を愛している、ケロロ。ほら・・・」
そう言うと、ガルルは熱く硬くなった自身の楔を打ち込んだ。
ケロロの口に。
「うぐっっ・・・ゲホゲホ・・・」
「ケロロ、君は私だけのものであればいい・・・。
私を拒絶することはできないのだよ。」
強引に口につっこまれ、さらに口の中で奥まで突き動かされ、ケロロは嘔吐感にむせ苦しんだ。
そして、その黒い瞳に涙を浮かべて、「解放」という一縷の望みを託して、
乞うように、いや、憎しみも込めてガルル見上げたのだが・・・。
しかし、やはり、すぐに一縷の望みはうち砕かれる。
憔悴しきったその黒い瞳は、もはやかつてのように吸いこまれるようなものではなかった。
いうなれば・・・死んだ魚の目という表現が近かった。
「そうだ。私は、初めて君にあったときから思っていた。
ケロロ、君のあの純粋な瞳を、私の手で穢したいと。」
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