常套句 猫柳太吉

どんな抵抗も虚しく、獣は蹂躙の限りを尽くす。
金属の床に打ち据えられたクルルは
体の奥深くまでガルルに侵蝕され声にならない悲鳴を上げた。
手足を強張らせるクルルを抱きしめ、更に奥を抉りながら満足げにガルルは笑う。

その首に事も無げにガルルのベルトが絡みつき、その呼吸を奪った。
自分の意思とは裏腹に、苦しさからクルルの後ろがきつく締まり
苦しみと込み上げる嫌悪感と強制的な快感に、脳が痺れていく。

「……ぐ…ッ」
革のベルトが軋む。
白んでいく視界の中、クルルは紫紺の腕に爪を立てた。
愉しげにガルルの顔が歪む。

「…愛していますよクルル」

それが男の常套句。口先だけの恋情を、自己満足に過ぎない恋情を告げ
ベルトに掛けた手に力を込める。

「さぁ…もっと堕ちてこい…」

やらかした!!!!だが後悔はしていない。
SM共鳴でしょうかこれは?(笑)鬼畜は描いててやっぱ愉しい…vv
神降臨。良い、良いですよ!!もう、あれです、堕ちてこいって最高の告白だと信じて疑いませんv
神降臨。やはり貴女こそが鬼畜の王道を行く御方です!「愛している」という常套句にも更に萌え!ありがとうございました!
・神降臨。最後のセリフは告白ですのね。同感です。ごちそうさまでし。

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